街を歩いていて、フッと見たウィンドウに映る自分の顔に驚いたことはありませんか?
若いころは、映った自分に笑顔を向けたり、余裕で見ていたのに、今はドキッとする。
無防備にしているときの表情ってどうしてこうも怖い顔をしているのでしょう。って、これは私だけでしょうか?

年齢を重ねることで、筋肉が弱りお肌のハリ感が不足してきたことや、シミやしわによる影が影響しているのでしょう。これは放っておけませんね。

実は、顔周りの「色」で効果を上げることもできるのですよ。それがパーソナルカラーです。
パーソナルカラーは、メイク(ポイントカラー、リップカラー)にも効果を発揮します。

今はご存知の方も、また診断をされた方もずいぶん多くなりました。
あなたが持っている本来の美しさ・魅力を引き出してくれる色のことです。逆に、魅力を半減させてしまう色もあるということなので注意が必要です。
これを知っているのと、知らないのとでは実は大きな違いがあるのですよ。
その例えにちょうどいいお話が少し前にありましたので、ご紹介しますね。

不健康にみられる

定期的に開催しているカルチャー講座に、「不健康に見えると言われています」とおっしゃる方がいらっしゃいました。

彼女はお話しした内容から、40代前半ぐらいなのかなぁという感じでしたが、30代にしか見えないとても若々しい感じのほっそりとしたお顔立ちの方でした。服装はライトグレーのニットワンピース。

その彼女が『不健康そうに見えるから何とかしなさい』と言われる、やばいんです。と話されます。
お話が楽しくて笑顔が素敵な方だったのですけれど、当日の洋服からはもう少し色味が欲しいかな~というのが第一印象でした。
もしかしたら、無防備にしているときの表情(笑顔がない時)が沈んだ感じで印象がよくなかったのかもしれません。

疲れ切った夕方、帰宅途中の電車の窓に映る自分の顔に、ギョッ!とすることがあります。
きっとそんな無防備な時の表情が、彼女曰く「やばい」のかもしれませんね。(笑)

クリアーできれいな色が得意なスプリングさん

パーソナルカラー診断を進めていくと、ふっくらと見えるイエローベースのお色をお顔に近づけると、とてもかわいらしく元気に見えます。
ブルーベースや暗めのドレープ(色布)を近づけるとお顔が険しくなる。もともとほっそりとしたお顔立ちなので引き締め効果の暗い色は全くいらない方でした。
また、濁った色だとお顔がぼんやりとして、ハリがなく見えてしまいました。

結果シーズンはイエローベースのスプリング。
オレンジのクリアーなリップカラーを付けるとパッと顔色が変わります。
それに頬の一番高いところに、ポンポンふんわりとコーラルのチークを入れてさし上げると、周りで見ていた方から「わぁ~、素敵!」という声が上がりました。

彼女は、ライトグレーのニットワンピースを着ていて、アクセサリーやスカーフ、ストールといった小物も、(色物)も付けていません。
スプリングさんにしては、色がなさすぎ・・・
グレーは白と黒を混ぜてできた濁色、彼女にはクリアーなお色がお勧めです。
これが、彼女を不健康に見せていた原因ですね。

ポイントメイクのカラー選び

子育てがひと段落しひとり時間が長くなって来たり、人と会うことが少なくなってくるとメイクも手抜き・マンネリ化する傾向があります。

先にご紹介した彼女も、ベースメイクぐらいでポイントメイクはほとんどしていないと話されていました。
パーソナルカラーを知って似合う色のお洋服や小物だけでなく、パーソナルカラーを基に選んだポイントカラーをチョイスして使うと、何気ない時でも生き生きと見えるものです。

「チークを付けると派手になりそうで苦手」と言われる方もいらっしゃいますが、血色を良く見せるため、立体感を出すためにも少し入れることをお勧めします。
特にスプリングさんは、オレンジやピンクといった若々しいイメージにしても、若作りや派手に見えることなく、これらの色が可愛く元気に見せてくれます。

 

不健康そうと言われて悩んでいた彼女は何度も、何度もご自分の顔を嬉しそうに鏡で覗いてスプリングのリップカラーとチークを買って帰ると話されていました。

何だかこちらも嬉しくなりました。(^^)

いかがですか?
色をうまく取り入れることで、その色がいつもあなたを魅力的に見せてくれます。

パーソナルカラーで装う色の効果を是非お試しくださいね。

※パーソナルカラーはお顔の近くで使うことで効果が表れます。