パーソナルカラーに興味を待ち診断を受けられた方、またこれから受けようかと考えていらっしゃる方が多くいらっしゃる様になりました。
「パーソナルカラーってなに?もっと知りたい!」と思っている方にも、受けたけれど、すっかり忘れちゃったという方にも分かり易く、パーソナルカラーアナリストの色のみかたをご説明します。
説明も聞いたし何となく分かったけれど、ショップで見ているとどの色を選べばいいのかよく分からなくなってしまうの。
活用していただくためにも、まずはパーソナルカラー診断がどのようにされたのかを思い出していただきたいですね。
カラリストが見ている色のポイントをご説明しましょう。
色の属性・色の性質を知ろう
ここではパーソナルカラー診断の現場で、「あなたに似合う色の見つけ方」に関係する色の知識・特徴を分かり易く説明していきます。
パーソナルカラリストが、どんな色の見え方でどのように判断し結果に結びつけているのかを簡単にまとめてご紹介しています。これから診断を受ける方は予備知識として、またこれまでに診断を受けた方には、診断時の様子を思い出し色の選び方を再認識していけるのにお役に立てますよう説明していきます。
パーソナルカラーは3つの色の属性で判断
属性と聞くと、とても難しく感じるかもしれませんが、色の性格や性質と考えてください。
- 色味(イエローベース・ブルーベース)
- 清色・濁色(清んだ色・濁った色の違い)
- 明度(明るさの具合)
この3つが基本なのですが、実はもう一つ「彩度(鮮やかさ)」もカラリストは見ています。こちらもプラスして説明しますね。
1、色味(イエローベース・ブルーベース)
「赤」や「青」「黄」といった色ひとつひとつのことを「色相」と言います。
パーソナルカラーでは、「赤が似合います」や「青が似合います」といった色相で似合う似合わないを判断するものではありません。
何を見ているのかというと、お顔の色味に血色を増して元気に見せる方がお似合いなのか、それとも色白に見せた方が魅力的に見えるのかを見ています。
例えば色味の違いを赤で見てみましょう。
微妙に違って見えますよね。
左の2つが基本の赤に黄色が少し入っているイエローベースの赤、右の2つには基本の赤に青色が少し入ったブルーベースの赤です。
これが色味の違いです。
血色が増すと元気で若々しく見えた方はイエローベース、色白で肌が透き通るようにきれいに見えた方はブルーベースと診断されたことでしょう。
イエローベース 〇・・・ 顔色が良くなり元気で若々しくみえる・健康的
イエローベース ✖・・・ 色ばかりが目立ち若作りにみえてしまう・黄ぐすみする
ブルーベース 〇 ・・・ 色白で透明感のあるスッキリとした肌にみえる
ブルーベース ✖ ・・・ 顔に影や色ムラがめだつ・不健康で元気がない印象に
2、清色・濁色(清んだ色・濁った色の違い)
清色と濁色の違いでは、顔の質感の見え方をチェックしてどちらが良いかを見ています。
◇ 清色・・・原色に白もしくは黒を入れた色のことでスッキリときれいな色。(原色も清色)
◇ 濁色・・・原色に白と黒の両方(グレー)を混ぜた色のことで濁ってソフトな色。
清色は肌にツヤやハリを出して見せます。みがいたリンゴのイメージです。
濁色は肌が滑らかで均一感がある見え方。表面にうぶげのある桃のようなイメージ。
清色 〇・・・ ハリとツヤが出てハッキリとした印象・顔がリフトアップ
清色 ✖・・・ ギラギラした印象・肌の色むらが目立ったり平面的にみえる
濁色 〇 ・・・キメが整い滑らかにみえる・顔に奥行き感が出て立体的にみえる
濁色 ✖ ・・・ フェイスラインがぼやけてみえる・肌がたるんでみえる
この冬はくすみピンクやベージュのニットを買いましたよ♡
濁色が苦手な私は、ストールやスカーフ・イヤリングなどの小物で清色を顔の周りにつけるようにして調整しています。
3、明度(明るさの具合)
明るいのが良いのか、暗いのが良いのかそれとも中間が良いのか。
明るさの違いによるイメージには、軽やかさ、落ち着き、若々しさ、大人っぽさ、キュート、シックなど多くあります。
どのイメージが一番ピッタリくるのかを見ていきます。
明るい色は顔を均一に見せるレフ版効果、暗い色はフェイスラインを引き締めて見せる小顔効果もあります。
明るい 〇・・・顔色が明るくふっくら優しい印象・ シミやしわが目立たずきれい
明るい ✖・・・ 輪郭がぼやけて、膨張してみえる・子供っぽい
暗い 〇 ・・・ 輪郭がシャープで小顔にみえる・大人っぽい印象
暗い ✖ ・・・ せんや影がハッキリ見えて険しい印象・げっそりしてみえる
4、彩度(鮮やかさ)について
「彩度」に関しては、ベースや明度、清色・濁色といった他の特徴も混ざっているため少し分かり辛いところがあります。
「色味があった方が良い」や「強くても平気」とか、「優しい色がいい」といった表現をされることが多いですね。
強い鮮やかな色は、お顔の色味をくっきりと華やかに見せる効果があります。
また弱くて淡い色ではお顔全体をフンワリと優しく見せる効果が出ます。
鮮やかな色が似合う人は、色ばかりが目立ったりすることもなくお顔が華やかに見えます。
弱くて淡い色が似合う人は、印象が寂しく見えたりぼやけたりすることなく、スッキリとスタイリッシュに見えます。
鮮やか 〇・・・ 活動的で華やかな印象・肌の色が濃く鮮やかにみえ存在感がでる
鮮やか ✖・・・ 色ばかりが目立ち派手で強い印象にみえる
淡い 〇 ・・・ シックでスタイリッシュな印象・大人しく静かなイメージ
淡い ✖ ・・・ 顔の印象が弱くなり、地味で物足りない感じになる
彩度が弱くて優しいのを選ぶと良いのね。
パーソナルカラーの4シーズングループで言うと秋(Autumn)の中の明るめの色あたりでしょうか。
シーズンの判断については別にご紹介いたしましょう。
似合う色をみつける色の特徴をまとめてみましたが、お分かりいただけたでしょうか?
厳密には二つの属性をまたぐようにお似合いの範囲の広い方がいたり、このシーズンにピッタリ当てはまるという方、ふたつのシーズンをまたぐ方とその診断結果は様々です。
これから受けられる方もその点を良く聞いて上手くパーソナルカラーを利用できるようになってくださいね。